Q&A

レプタ2 (Ver1)Q&A

教会会計は複式簿記でなければなりませんか?

レプタ2 へのご質問
 
教会会計は、必ずしも複式簿記である必要はありません。
しかし、宗教法人の官庁提出書類には、財産目録があります。単式簿記で会計作業を行い、その後、[財産目録]を作成することができるのでしたら、単式で作業を行ってもなんら問題はないと思います。
 
しかし、[財産目録]を製作することが面倒であるとお考えでしたら、[レプタ2]の機能をご利用いただくことが一番簡単に作業を進めることになると考えています。
詳しくは、レプタ2の紹介でご覧下さい。

献金者リストを作成できますか?

レプタ2 へのご質問
 
[レプタ2]は、仕訳帳の中に、献金者リストを作成する機能を搭載しています。 献金者リストをさくせいするために特に行う設定はありません。
 
仕訳帳の一覧表示の時に、[献金者リストを作成する]とかかれたボタンをクリックすることで、自動的に、献金者リストを作成します。 これは、大変便利な機能です。
 
なお、献金者リストは、仕訳帳の形式で作成されます。金額なども表示されています。これを、金額を表示しないリストを作成したい場合には、一旦献金者リストを書き出して、表計算ソフトなどで修正してください。

[総勘定元帳]では全ての勘定科目で作成できますか?

レプタ2 へのご質問
 
[レプタ2]の[総勘定元帳]は、選択した[勘定科目]ごとに[総勘定元帳]を作成します。
 
[勘定科目]で作成された科目を全て作成できます。 作成される[総勘定元帳]は、月ごとにも分けて表示することもできます。
 
一般的な、[総勘定元帳]の書式で印刷されます。 カラープリンターがあれば、一般的な罫線が青の、元帳スタイルで印刷されます。

勘定科目コードは自分で作成しなければいけませんか?

レプタ2 へのご質問
 
[レプタ2]を起動すると、[勘定科目]は予め設定がされていることに気づかれると思います。
 
事前に、教会会計で利用される[勘定科目]は設定済みで出荷されています。 また、この[勘定科目]は、文部科学省の宗教法人の会計報告書の書式で使われている書式に準じています。
 
それぞれの教会のスタイルに合わせて変更してお使いいただけますが、面倒な方には、初期設定のままでもご利用いただけます。

教会員の情報を登録できるとありますが・・・

レプタ2 へのご質問
 
[レプタ2]には、[教会ソフト エクレシア3]同様、教会会員情報という会員情報を登録するための専用ソフトが搭載されています。
 
この会員情報機能で、会員登録を行うと、会計機能に対して自動的に以下の項目を更新します。 会員番号 ・ 会員氏名 ・ 会員種別 が取り込まれます。また、[教会会員情報]側で情報を更新した場合、自動的に会計機能側にに反映されるように設計されています。
 
[教会会員情報]の機能を全てご活用いただくためには、オプションを追加購入する必要があります。
 
(別売10500円)
 
詳細は、教会会員情報SAの紹介でご覧下さい。
なお、レプタ2 Ver2・エクレシアVer4からは、教会会員情報は標準で搭載しています。

金種別電卓は付いていますか?

レプタ2 へのご質問
 
[教会ソフト エクレシア]から搭載されている、金種別電卓は[レプタ2]にも搭載されています。
 
この機能は、[教会ソフト エクレシア]よりもさらに機能をアップしています。
 
電卓に入力が完了した時点で、[計算]をクリックします。
 
すると、合計計算後、この合計金額を新規に伝票に転記した伝票を作成するかを問い合わます。
 
OKをクリックすると、新規伝票が作成されます。また、同時に、科目コードを指定するように促されますから所定の科目コードを入力知れば伝票が作成されます。
 
金種別電卓は、入金伝票の状態の時に利用できます。

バーコードでの入力に対応していますか?

レプタ2 へのご質問
 
[教会ソフト エクレシア3]以来、ご好評いただいている、バーコード入力は、[レプタ2]にも搭載されています。特に、[振替伝票]での複雑なコード入力を簡略化できます。
 
複式簿記で[振替伝票]の入力をするようになったため、科目コードや会員コードなど何回かコード入力する必要があります。
 
借方コード・貸方コード・会員コードさらに借方金額・貸方金額あわせて、5箇所の数字を入力する必要があります。慣れてきても、5秒程度はかかります。
 
しかし、バーコード入力にすると、バーコードスキャナーで一瞬で入力作業が完了します。
 
スキャンしたと同時に上記5つの数字を瞬時に入力します。
 
(これらのコードを事前に登録しておくことが可能で、一度登録したコードは、修正するまで、継続してご利用いただけます。)
 
また、当然、バーコードのラベル作成機能も搭載されています。
 
必要に応じてラベルを作成して、献金袋などに貼り付けてご利用下さい。

印刷すると多くの枚数が印刷されてしまいますが?

レプタ2 へのご質問
 
レプタ2の印刷は、メニューボタンの印刷をご利用ください。(Ver1まで)
メインメニューのファイルにも印刷はありますが、こちらは、利用しないでください。
メニューボタンの印刷には、各画面ごとに合わせた設定がプログラムされています。 ですから、このボタンをクリックすることが適切な印刷結果を得ることになります。
 
メニューバー>ファイル>印刷では、現在表示中の画面を印刷することができますが、伝票の印刷の範囲などが、設定されないままで印刷が行われます。この場合、印刷用のダイヤログを使ってさまざまな設定を行う必要があります。
 
特に、現在表示中の伝票のみを印刷したい場合には、「現在のレコード」を選択してください。[対象のレコード」を選択してある場合、複数のページが印刷されることがあります。
レプタ2 Ver2からは、メニューバー>ファイル>印刷で印刷します

金種別電卓の使い方は?

 
レプタ2 へのご質問
 
レプタ2の入金伝票には、金種別電卓が搭載されています。 その機能は、現金の集計の際に役立ちます。
 
現金の金種ごとの枚数を入力すると、自動的に計算し、その後、伝票へ金額を転記してくれます。
 
さて、金種別電卓を表示したときには、一行だけの伝票が上段にあります。
そして、この伝票には、直前に入力したデータがあります。
 
このままでは、直前の伝票を削除してしまいそうな気がするかもしれません。 しかし、金種別電卓では、先に現金の計算を行い、その後、計算結果を新しい伝票を作成して、そこに転記しますので、過去の伝票を削除してしまうことはありません。
 
・金種別の枚数を元に合計を計算
・計算結果を、アラーとで表示
・新規伝票を作成 または、元に戻る(計算のみ)
・転記して、終了 この順序で行われます。

【レプタ2】の設定をするときのポイント

【レプタ2】を確実に利用するためには、【設定】を正確に行うことが大切です。
特に、【中科目】や【勘定科目】(科目コード)の順で設定をしていくことがポイントとなります。
また、【繰越・残高】や【予算】の【科目名称】の更新も剃る必要があります。
【会計開始日付】の登録も忘れては行けません。
 
■【中科目】を作成する
・これは、【財務諸表】を作成するときに【科目名称】となります。
 
■【勘定科目】(科目コード)
・【科目コード】で利用する、【科目名称】は【中科目】と完全に一致していないと、【試算表】などが正しく表示されません。
・また、【取引】が正しく設定されていないと、【元帳】で差異が発生します。
・【大科目】なども正しく入力されていないと、財産目録がうまく表示されません。
 
■【繰越・残高】
・【勘定科目】(科目コード)を作成後、必ず、【繰越・残高】を開く必要があります。
・古いバージョンでは、【繰越・残高】画面を開いた後、【繰越・残高名称を更新する】という文字をクリックして更新する必要がありましたが、現在のv250以降では、画面を開くときに、更新をするように仕向けてあります。
 
■【予算】
・【繰越・残高】と同様、【予算】画面を開き、【科目名称を更新】を開くする必要があります。
・古いバージョンでは、【予算】画面を開いた後、【科目名称を更新】という文字をクリックして更新する必要がありましたが、現在のv250以降では、画面を開くときに、更新をするように仕向けてあります。
 
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【科目名称】の更新の方法
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【レプタ2】の動作では、【繰越・残高】に、【資産】と【負債】の項目が置かれています。
同様に、【予算】に【収益】と【費用】の項目が置かれます。
そして、この、項目に、それぞれの月毎の【累計】と【その月の合計】が一旦取り込まれます。
しかし、【予算】に【勘定科目】と同じ名称の項目が作られていない場合、集計した累計を一旦取り込む場所が無いことになります。
そのため、【試算表】にその月の合計のみが取り込まれることが知られています。
 
この解決のためには、以下の方法をお試しください。
 
■【科目名称の更新】を行う方法
・今回のv251(v252も含む)からは、【設定】>【予算】のボタンをクリックすることで、【科目名称の更新】を行うことがで きます。(予算画面にも
【科目名称の更新】という青い文字がありますが同様です。)
【予算】ボタンをクリックすると、アラートが表示され、【OK】をクリックすると、【科目コード】で使用されている、【勘定科目】 (中科目)が取り出
され【予算】欄に自動的に追加されます。この方法を行った後、予算を記入してください。
・この【予算】を見ていただくと、判るように、【当月実績】と【前月累計】さらに【当月累計】が一旦ここに取り込まれます。
この【予算】に【収益】や【費用】の項目がない場合、これら実績や累計が保管されていないため、【試算表】では、当月のみの合計が 表示されます。
 
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会計開始日付を必ず入力して下さい
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■【レプタ2】の設定で【会計開始日付】を必ず入力して下さい。
はじめて【レプタ2】を使用するときに忘れがちなのは、【会計開始日付】を入力し忘れることです。
この、【会計開始日付】を元に、伝票の中から残高を計算するために該当する月の伝票を抜き出したり、実績を計算するためにも利用します。この【会計開始日付】がない場合、正しい計算が出来ません。
 

設定を確認して下さい。

■確認事項リスト
 
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◯【中科目】の作成が確実であるかどうかを確認します。
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・【中科目】は、御教会で使用する【財務諸表】の【科目名称】となります。この【中科目】が無いと、【試算表】などの【財務諸表】が正しく作成されません。
 
・【レプタ2】の【設定】で【中科目】をクリックしていただき、必要な【中科目】が全て存在しているかどうかを確認してください。もし、ここで、何らかの原因で【中科目】が削除されたり名称が変更されていると、会計作業が正しく動作しなくなります。
 
(例えば、それまで、【現金】としていたものを、会計期間途中で【現  金】(スペースを開けたりした)などにした場合、それまでの伝票の結果を【財務諸表】へ反映できません。会計期間途中で、【中科目】を変更した場合等、変更前の伝票は以前の【中科目】のままになっているため、【試算表】に反映されません。)
 
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◯【勘定科目】(科目コード)の確認をします。
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・【設定】で【勘定科目】(科目コード)をクリックしていただき、【勘定科目】(科目コード)がすべてあるかどうかを確認してください。
 
・もし、ここで、伝票入力で使用したはずの【勘定科目】(科目コード)がなくなっている場合、計算に差異が発生します。
また、すべての【科目名称】が、作成した【中科目】と完全に合致した名称であるかを確認してください。
 
(プルダウンメニューで選択した場合は問題ありませんが、手入力した場合、入力時点で【中科目】と異なる状態になっていることがあります。その場合、問題が発生します。必ずプルダウンメニューから選択して下さい。
【中科目】の名称を変更・追加した後は、【勘定科目】(科目コード)の【科目名称】を変更する必要があります。また、会計期間途中で、【中科目】を変更・追加した場合には、それまでに作成した、【振替伝票】の【科目名称】も全て変更した名称に修正する必要があります。)
 
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◯【試算表】で【科目名称】が正しく表示されない場合の対応
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・【中科目】の【科目名称】を元に、【試算表】を作成するため【中科目】に必要な【科目名称】があるかを確認する必要があります。
 
・また、【勘定科目】(科目コード)を作成後、【予算】画面を開き、【科目名称を更新】する必要があります。それを行わない場合、累計計算が出来ません。
 
(新しく【勘定科目】(科目コード)作成した場合、【予算】画面にも、新しく作成された【勘定科目】(科目コード)と取り込むため更新する必要があります。もし、新しく【勘定科目】(科目コード)を作成した後に、【予算】欄に【勘定科目】(科目コード)がない場合、【試算表】に累計計算された結果が反映されません。)
 
 
ーーーーーーーーーーーー詳細ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーー読まずに飛ばしても構いませんーーーーーーーーーーー
・【レプタ2】では、【設定】する順序として、はじめに【中科目】を作成します。これは、【試算表】などで使用する名称となります。
 
・この【中科目】を使って【勘定科目】(科目コード)を作成します。これは、【勘定科目】(科目コード)で使用される名称を完全に合致させるためです。
 
・【繰越・残高】【予算】に、【勘定科目】(科目コード)で作成した【勘定科目】(科目コード)を取込みます。実際に使用された【勘定科目】(科目コード)のデータを集計するために利用されます。
 
・【レプタ2】では、伝票入力完了後、【財務諸表】を作成するときに、指定した【月】で何度か伝票を抽出し、前月累計、当月実績、当月累計を、【繰越・残高】【予算】欄に転記します。
・その後、【試算表】を作成するため、【中科目】を【試算表】に取り込みます。
・次に、【繰越・残高】と【予算】に転記されていた、前月までの累計とその月の実績を転記します。
・この流れで、【試算表】を作成しています。
(今回のメールを拝見していると、この内の【予算】に適切な【科目】が【設定】されていないことが考えれられます。)
 
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ーーーーーーーーーーーー終了ーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
■設定の不備により発生する問題など
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◯会計期間中に【中科目】や【勘定科目】を変更した場合の問題
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・会計期間途中で、【中科目】を削除・変更を行った場合、以前の【中科目】で作成された伝票のデータが利用できなくなるために問題が発生します。
・特に、年度内での【中科目】の削除・変更は、それまでに作成した伝票への影響があるので、出来だけ行わないようにしてください。
・既に、【中科目】を削除・変更してしまった場合には、【確定伝票】を一つずつ開き、変更した【中科目】を含む伝票のコードを再度入力して、確定伝票の内容を更新します。
・確定伝票を変更した場合には、必ず、画面右上にある、【更新】をクリックして下さい。
 
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◯【勘定科目】(科目コード)のコードの変更による問題
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・会計期間中に、【勘定科目】(科目コード)のコード(数字の番号)を変更した場合、番号変更後は、他の【科目名称】や【適用】が表示されるようになります。
・また、集計結果にも影響されます。
 
例とえば:
1月から会計を始めたとします。
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【科目コード】【科目名称】 【摘要】
 0001    月定献金   毎月の固定献金
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であった【科目コード】を、4月から
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【科目コード】【科目名称】 【摘要】
 0001    什一献金   4月分の固定献金
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などとした場合には、
 
・1月から3月末までの【元帳】に表示される【科目名称】は【月定献金】で、【摘要】には、【毎月の固定献金】と表示されます。
しかし、4月以降は【科目名称】に【月定献金】はなくなり、【什一献金】が表示されます。
そして、【什一献金】を選択しても、【月定献金】を含む伝票は【元帳】に表示され無くなります。
そして、【什一献金】で【元帳】を表示させた場合、【摘要】は【4月分の固定献金】となります。
また、伝票入力で、5月であっても、【科目コード】0001を使用すると、【摘要】は【4月分の固定献金】となります。
 
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※ポイント:
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◎【中科目】は十分検討した後に確定して下さい。
◎年度途中では【中科目】を削除・変更しないで下さい。
◎【勘定科目】(科目コード)作成時、【科目名称】は、プルダウンメニューから選択して下さい。キーボードからの手入力をして、【中科目】と異なる文字などが使用されると、正しい計算結果を得られません。
◎【勘定科目】(科目コード)を年度途中で変更した場合、変更前に作成された伝票全てのコードを打ち直す必要があります。十分に注意して下さい。